5thアニバーサリーページに戻る

Noriaki Yoshida / 商品開発部 部長・吉田紀章

–「商品企画・開発」とはどんな仕事ですか?
僕はパティシエではないのでお菓子自体を作ることはできないのですが、一緒に作っていく感じです。たとえば「冷やしプリンチーズタルト」のような期間限定フレーバーを企画して、試作を食べながら味をデザインしていったり。北海道工場へも足を運んで、品質をチェックします。
 
–「ベイク チーズタルト」がスタートした5年前、吉田さんは別のお菓子メーカーにいたそうですね。
当時から「ベイク チーズタルト」のことは知っていて、実際に買いにも行きました。「このやり方はずるい!」と思いましたね。というのも製菓の現場で働いている人たちは全員、「お菓子はできたてが一番美味しい」と分かっているんです。けれど「色々なハードルがあるし、焼きたてを届けるなんてできないよね」というのも業界の認識としてあって。なのに「ベイク チーズタルト」は全部飛び越えてきた。いい意味で反則というか「絶対美味いに決まってるやん」と(笑)。そんなBAKEと縁ができて、2年前に入社することになりました。
 
–入社の決め手は?
お菓子の企画・開発をする人間は、出来る限り美味しさを突き詰めたいという思いがあります。BAKEはひとつのブランドに対して1種類のお菓子しか取り扱わないので妥協ができず、まさに深く入り込める環境がありました。


開発と並行して、日々のリサーチも欠かさない吉田さん。出張先で地元の人しか知らないお菓子を探したり、海外旅行先で伝統菓子を食べてみたり。「甘いものを口にしない日は、まずないですね」。
 
–チーズタルトを作る上での苦労はありますか?
5年も経つとどうしてもお客様の飽きは出てくるので、それをどう楽しみ続けてもらえるか、ということは考えますね。その一環として、先程言ったような新フレーバーの開発に取り組んだり。でもプレーンのチーズタルトは原材料にとてもこだわっているので、新たなフレーバーの原材料にもちゃんとストーリーがないと、並び立たないんですよ。その一方、「なんだかんだ言ってもプレーンが一番美味しいよね」と、最終的にベーシックなところに帰ってきてもらえるように作らなければいけない。プレーンの良さを残しつつ、違うフレーバーも美味しくするというバランスに、最初は苦労しました。
 
–逆に、楽しい瞬間は?
関わった商品がお店に並ぶ瞬間は、何度体験しても響く光景です。眺めていると、アイデアが浮かんだ時のことや、途中の失敗や、スタッフと喧嘩した思い出など(笑)、色々なことが蘇りますね。「この道を選んでよかった」と思います。
 
–この先、「ベイク チーズタルト」をどうしていきたいですか?
もっと日常的なブランドにしていきたいですね。デザートとしてだけじゃなく、朝昼夜と1日を通して存在するような身近さ。タルト生地がキッシュのようなものだと考えると、惣菜的なメニューもありえるかなと思ったり。そういった可能性を探っていくのは、これからの課題です。